「マジカルバナナ♪バナナと言ったら……」でおなじみの連想ゲーム♪
マジカルバナナは、ただの遊びではなくて、一緒に親子で遊ぶだけでポジティブなセルフイメージが高まる遊びです。ポジティブなセルフイメージが広がると、自己肯定感が上がり、親子で居心地の良い時間が増えていきますよ~!

親子で言葉が豊かになって、親子のコミュニケーションがよりスムーズに!
親子で「マジカルバナナ♪」とお風呂に入りながら楽しむ1つの習慣にしてみませんか?
マジカルバナナのルール

マジカルバナナは、いわゆる連想ゲームです。平成のテレビ番組『マジカル頭脳パワー』で芸能人が答えるのを面白おかしくみていた世代なら、連想ゲームといえばマジカルバナナを思い浮かべるでしょう。
ルールは簡単!その言葉から連想される言葉をリズムよく言うだけ。たとえば、「マジカルバナナ♪バナナといったら黄色」「黄色といったら、ひよこ」「ひよこといったら、赤ちゃん」「赤ちゃんといったら…」と、連想して思いつく言葉をどんどん繋げていくゲームです。
次の場合は、アウトになります。
- 言えない
- リズムに乗れない
- 連想になっていない
リズムよく言うゲームであるため、頭の回転の速さや瞬発力が試されます。子どもの自由な発想力でやってみると、思いもよらない答えが出るかもしれません。

4才と7才の息子とやってるよ~♪
リズムが分からない場合は、テレビ番組で見てみると分かりやすいですよ♪
マジカルバナナでポジティブなセルフイメージが育つ理由
マジカルバナナなど連想ゲームでポジティブなセルフイメージが育つ理由をまとめてみました。
- 言葉で表現する楽しさを知る
- リズムに合わせて「できた!」と小さな達成感を何度も味わえる
- 言葉を受け止められた1つ1つが「自分の存在に価値がある」という感覚を育てる
- 言葉で表現する楽しさを思い出す
- ゲームだからこそ「正しさ」より「楽しさ」で子どもを導く楽しさを知る
- 叱ることが多くても、親子で楽しく過ごせる時間が増える
たとえ毎日の中で叱ることが多くても、心理学では、褒めたり認めたりする経験が叱ることより3倍あればよいと言われます。大切なことは、怒らないママを目指すのではなく、子どもに「できた」体験をどれだけ積ませるかどうか。
マジカルバナナ♪のような遊びなら、子どもも楽しく「言えた」「できた」と小さな成功体験を積むことができ、同時にママ自身も「怒りすぎた…」と自己嫌悪をやわらげるほどの前向きな時間を過ごすことができます。
その積み重ねが親子で居心地よいセルフイメージを育てていくでしょう。
マジカルバナナで3つのセルフイメージを育てる

「マジカルバナナ♪バナナと言ったら~」の連想ゲームでセルフイメージアップするために欠かせない次の3つの力が身につきます。ぜひ楽しんで身につけてくださいね。
- 頭の中にあるイメージを言葉にする力
- 自由に発想する力
- 相手の答えを受け止める力
①頭の中にあるイメージを言葉にする力
マジカルバナナは、頭の中に浮かんだイメージをそのまま声に出す遊びです。「バナナと言ったら黄色」「黄色といったらキリン」といったように、思いついたことをリズムにのせて言葉に変えていきます。
連想される言葉なら名詞・形容詞・動詞、なんでも使ってOK!
- 名詞:犬・猫・テレビ・ゲーム…などモノの名前
- 形容詞:嬉しい・悲しい・楽しい…など
- 動詞:走る・食べる・遊ぶ…など
細かいルールがないから、子どもにとっては、「言えた!」「できた!」と楽しみながら言葉のバリエーションを増やせます。

あえて子供にも難しい言葉も使ってるよ~♪
実は、大人にとってもセルフイメージをアップさせるのに役立ちます。
普段「わざわざ説明しなくてもわかるよね」と省略して誤解を生んだり、「どう言えば伝わる?」と説明に詰まってしまったりすることありませんか?
子どもと一緒にマジカルバナナをすることで、大人も頭の中にあるイメージを言葉にするトレーニングを積めます。小さく積み重ねていけば、「伝えられる」という感覚が自信に変わり、セルフイメージを高めていけるのです。
②自由に発想する力
マジカルバナナに、たった1つの答えはありません。
たとえば、「黄色」といったら?
答えは、「バナナ」も「ひまわり」も「信号」もどれも正解です。
自由に発想する経験そのものが、発想力やクリエイティブな力を生み出し、自信となります。
右脳の能力「イメージ化」を思考の中心に据えれば、同じく右脳と関連の大きい「ひらめき・直感」が生まれやすくなります。
引用:(株)瞬読「脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ」
さらに、ゼロからイチ生み出したり、すでにあるモノを繋げてオリジナルを生み出したりすることは、人工知能AIがどんどん発達するこの時代で強力な武器になり得ます。
また、大人でもセルフイメージが高まります。
- 「正解を出そう」とする思考のクセが外れるから柔軟になる
- 子どもと遊んでいる自分を肯定できる
- カンペキじゃなくても愛される体験になる
もしかして最初は、うまく思い浮かばないかもしれません。実際に私もそうでした。

続けていくうちに、どんどん連想できるようになったよ~!
やっていくうちに「正解を出さなくていい」「楽しもう」というマインドになっていきます。
人生に正解はあるようでないもの。
むしろ、自分の出した答えをどう受け止めるか、が大切になっていきます。
マジカルバナナのように、自由な答えを楽しむことは、人生を楽しむことに似ているのかも?!

大人になると「ああすべき、こうすべき」とどんどん頭が固くなっていくよね💦発想力豊かな子供を見習って、柔軟な頭になるのは大人の方かも!
③相手の答えを受け入れる力
マジカルバナナは、相手の答えを受け入れながら、さらに自分の連想をつなげていく遊びです。
「それもいいね」と受け入れる姿勢を持つことで、子どもも大人も人の意見を尊重する練習になります。同時に、「自分の答えも受け止めてもらえた」という経験は安心感につながり、「自分の答えにも価値がある」と思えるようになります。
このように「受け入れる」「受け入れられる」両方の経験が積み重なることで、親子それぞれのセルフイメージが育っていきます。
※ちなみに、アドラー心理学では、こうした経験を共同体感覚と呼び、人が最も勇気づけられる瞬間だとされています。
【アドラー心理学 幸せの 3条件(=共同体感覚の条件)】
1. ありのままの自分を認めることができる人が(自己受容)
2. 周囲の他者を信頼しながら(他者信頼)
3. 自己を犠牲にすることなく、他者に貢献する(他者貢献)

親子の信頼関係を深めていこう
アウトなしルールを推奨
セルフイメージを育てたいのなら、次のことは大目に見てあげましょう。
- リズムに乗れなくても気にしない
- 連想されない言葉でも、やり直しさせない
- 「違うよ」と否定しない
基本的に「アウト」は言いません。勝ち負けを気にせず、どんどん言葉を出していきましょう。

正解がないのが苦手なのは、実は大人の方。なぜなら、暗記力が重視され正解がある時代を生きてきたからね~。
ちなみに、「アウト」なしルールでやると終わりが見えないこともあります(笑)
でもそこは「あと1周したらおしまいね」など、大人が区切ればOK!
安心して言葉を出せる雰囲気を大切にして、セルフイメージを高め合っていきましょう。
まとめ

連想ゲーム「マジカルバナナ」でセルフイメージを高めることができます。理由は次の3つの力がつくからです。
- 頭の中にあるイメージを言葉にする力
- 自由に発想する力
- 相手の答えを受け入れる力
マジカルバナナは、子どもだけでなく大人の脳も柔軟にする遊びです。共同体感覚を身につけて、親子でお互いにセルフイメージを高めて、信頼し合える関係を築いていきたいですね。
親ばか目線になりますが、マジカルバナナにハマっていた長男の発想力は目を見張るものがあります。普段の会話から「これって、実はこういうことだよね」とAとBをくっつける発想力と、深く考える能力は、目を見張るものがあります。
現7才である長男の将来の夢は度々変わりますが、「ユーチューバーになりたい」と言ったとき、私はプロのWEBマーケターとして一緒に働きたいなーと妄想してしまいました。
未来を楽しみにできるのも、日々の遊びの中で育っていたセルフイメージのおかげだと感じています。
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