「計画的に貯金することが苦手」
「投資信託って難しそう」
「もっと簡単に金融投資を始めたい!」
このように悩んでいるのなら、投資信託の積立が最適です。
当記事では、以下のことが分かります。
- 積立投資がほったらかしで運用できる理由
- 積立投資を選ぶメリット
- 積立投資の始め方~初心者編~
積立投資を選べば、金融知識がなくとも、毎日の値動きを気にしなくても簡単に始められます。
私が初めて購入した金融商品は、積立投資でした。
今でも保有していますが、本当にほったらかし!
老後どのくらい複利効果で大きく貯まっているのか楽しみ♪
もちろん、選ぶ銘柄によっては、定期的に運用状況を見直した方がよいのですが、ほったらかしでOKな銘柄を紹介します。
ほったらかしでよい理由もお伝えしますね。
積立投資なら、ほったらかしで資産形成できる!
「投資が初めてでリスクを取ることが怖い」
そのように考えているのなら、少額から始められる積立投資がおすすめです。
投資信託をするにあたって、通常以下のリスクが考えられます。
- 市場変動のリスク
- 為替変動のリスク
- 信用リスク
投資信託は、以下の方法でリスクを分散しているため、ほったらかしの運用が可能です。
- 資産分散
- 時間分散
- 長期保有
投資信託は、毎月少額を長期的に保有することが基本です。
そもそも投資信託とは、株式や債券などの金融商品をプロが複数選んで投資する商品です。
たとえば、1つの株式だけに投資する方法とは違い、複数の金融商品に投資する積立投資は、自然と資産が分散され、リスクヘッジできるのです。
また、長期保有すれば、時間の経過が経つほど利益と損失のブレが少なく、資産が安定的に成長していくでしょう。
その年に出た利益を上乗せして、次の年に投資します。
つまり、複利効果で資産がどんどん膨らんでいく……かも!
ただし、積立投資にもリスクがあることを忘れないで。
積立投資をする5つのメリット
積立投資は、投資を始めやすい土台があります。
5つのメリットを見てみましょう。始めやすい理由がわかってきます。
- 金融リテラシーがつく
- 金融商品の組み合わせを難しく考えなくてもよい
- 少額からスタートできる
- ほったらかし投資ができる
- 定期積立に預けるより資産が増えることを期待できる
詳しく説明します。
金融リテラシーが身につく
積立投資が気になっているあなた。
いざ始めようとする前に、この記事を読んでいるはずです。
ありがとうございます。
初心者にわかりやすく書いた記事は参考になると思います。
実際購入するとなれば誰でも慎重になるため、事前に必要な情報を探し出し、納得した上で積立投資をするでしょう。
購入を決める頃には、金融リテラシーが身についているはずです。
ちなみに、投資の基本は、余剰資金で始めることです。
ギリギリの生活費から出さないでくださいね。
金融商品の組み合わせを難しく考えなくてもよい
積立投資は、金融商品の組み合わせ(ポートフォリオといいます)を難しく考えずに始められます。
投資が初めてなら、このように悩んでいませんか?
- 株式・債券・投資信託……どの金融商品を選べばいいのか分からない
- どの銘柄を選ぶべきか分からない
- どのくらいの金額を投資すべきなのか分からない
- 「金融商品は組み合わせが大事」と言われて混乱している
金融のプロに相談する方法もあるのですが、時間の確保が難しいとなかなかできませんよね。
そもそも投資信託とは、金融商品を運用する専門会社(投資信託運用会社)が複数の投資先を選定したものを、我々投資家が購入するという仕組みです。
運用のプロが数ある投資先を選んでいる商品があるならば、投資初心者は、おおよそ気軽に始められます。
とはいえ、未来の経済状況はプロでも読み間違えることもあります。
投資信託はリスクがある商品であることをしっかり理解しましょう。
少額からスタートできる
積立投資は、100円からできるものや、1,000円からできるなど、少額からスタートできます。
企業により株価が異なる株の購入と違い、積立投資の方がわかりやすく選びやすいでしょう。
たとえば、普段の生活費から無理のない範囲で毎月3,000円投資すれば、1年後には36,000円投資している計算になります。
金額は、いつでも変更可能です。
そんなに気負わないで、毎月の投資金額を決めましょう。
ほったらかし投資ができる
積立投資をほったらかしにできるまでの流れを簡単に説明します。
- 口座を開設する
- 投資信託の銘柄を選ぶ
- 毎月投資する金額を決める
- 希望した開始月から、毎月定額を積立投資できる
- ほったらかし投資の手続き完了
最初に書類を書く時間を確保できれば、簡単にほったらかし投資が完了します。
つみたてNISAやiDeCoなど、お得な制度を一緒に手続きすれば、スピーディーに完了します
定期預金より期待できる
シミュレーションしてみると、よりわかりやすいでしょう。
たとえば、銀行で毎月1万円を定期預金(積立)に30年間預けることにします。
金利は、あまり高くありません。メガバンクでも0.01%程度でしょう。
30年後、元本は360万円貯まり、運用収益はおよそ5000円。
(参照:金融庁「資産運用シミュレーション」)
一方、積立投資を毎月1万円、30年間続けます。
大きいリターンは望めないですが、リスクが低めな金融商品を選び、利回りは、3%。
30年後、定期預金との差は、どのくらい開くでしょうか。
元本は360万円、利益を再投資する形であると、運用利益は、およそ222万円です。
(参照:金融庁「資産運用シミュレーション」)
ただし、定期預金とは違い、積立投資の利回りは確定していません。
「資産価値が落ちることが怖い」
良いとき・悪いときがあるのが、投資の世界であり、投資を躊躇する多くの人が、資産価値の暴落を心配しています。
その点、積立投資は、利回りを気にせず、毎月一定金額を投資していくことで、自然と購入価格が高いときは少なく、購入価格が低いときは多く買えるのです。
つまり、平均購入価格が低く、価格変動のリスクを抑えられるため、価格が変動するたびに一喜一憂することはありません。
初心者が積立投資を始める方法
さぁ、積立投資を始めましょう!
ここでは、積立投資を購入できる場所や制度について、またおすすめの投資商品を解説します。
購入できる場所
積立投資をするためにはまず口座開設をしましょう。
以下が口座開設ができる場所です。
- 銀行・ゆうちょ銀行・信用金庫・信用組合
- 証券会社
- ネット証券
- 運用会社
対面で相談したいなら、銀行や証券会社がおすすめです。
金融のプロが初心者でもわかりやすく説明し、気になることもその場ですぐ答えてくれます。
初めての投資でどんなことに不安を感じるのかをよく知っています。
1つ1つ確認しながら申込できることが、対面のメリットです。
一方、ネット証券は、営業時間を気にする必要がなく、スマホ1本で申込できるため、気軽で簡単ですね。
ネットに個人情報など書き込むことに抵抗がなければ、申込後の買付・売却なども大変便利です。
また、運用会社とは、実際に投資信託を運用している会社のことです。商品の開発や投資判断、売買の支持を行っています。
銀行や証券会社を通さずに直接運用会社で口座開設すれば、手数料が安くなるメリットがあります。
お得な非課税制度
積立投資で出た利益(配当金・分配金・売買益)は、課税され、支払わなければなりません。
せっかくの利益を非課税にする制度があるため、ぜひ口座開設と同時に申込しておきましょう。
- つみたてNISA
- iDeCo
併用も可能ですが、iDeCoは、老後資金確保のための制度であるため、基本的に60歳になるまで途中で引き出すことができません。(投資を一時的に休止したり中止したりすることは可能)
掛金が全額控除になるiDeCoの方がお得感があるかも。
老後のためにしっかりと貯める仕組みができます。
老後資金をためる目的であれば、iDeCo。
もしものときに引き出せるようにしたいのであれば、つみたてNISAを選びましょう。
商品の選ぶポイント
さて、口座開設までできたら、次の手順で商品を選んでいきましょう。
- 目的に合わせた投資額を決める
- 許容リスクに合わせて金融商品を決める
- 手数料を確認する
まず毎月の投資額を決めましょう。
たとえば、老後資金を1000万貯めたいなら、今30歳なら定年まで35年。ざっくりいえば、毎月23,000円を貯めていけば到達します。
特に目的が見つからない場合なら、毎月無理のない金額を決めましょう。
次に投資する金融商品を決めていきます。
一般的に株に投資するとリスクが大きい分、リターンが大きいと言われています。
あなたの許容リスクに合わせて、以下から選んでみましょう。
- 株式の配分が多い商品
- バランス型(株や債券、投資先が海外・国内などバランスよく投資されている)
- REIT(不動産に投資する商品。不動産市場に影響されやすい)
上記と合わせて、手数料にも注目しよう!
売買のときにかかる手数料だけでなく、「信託報酬」といって保有しているだけでかかる手数料もあります。手数料はできるだけ安い方がよいですからね。
こんな人に投資信託の積立をおすすめしたい
積立投資の運用をほったらかしでもよい理由は、「資産分散・時間分散・長期保有」するからです。
積立投資をおすすめできる人はこちら。
- ほったらかしで貯金したい
- 老後資金を貯めたい
- 投資経験があまりないけど、やってみたい
- 値動きをいちいち気にしたくない
- まとまった資金はないけど、金融商品を買ってみたい
貯金は苦手なズボラな人ほど、ほったらかしで貯まっていく仕組み作りが大切です。
毎月引き落としされる手続きをしておくだけで、あとはほったらかしでOK!
その最初の行動が「メンドクサイ……」と思うのも分かりますが、思い切って行動を起こしてみませんか?
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