「もう!また!」と子供に怒りが爆発してしまったことはありませんか?この記事では、次のことが分かります。
- 瞬間的な怒りの対処法
- 長期的な怒りの対処法
- 自分らしさを取り戻すためには?
怒りが怒りを生む前に、穏やかな気持ちで子育てをすることが理想ですよね。感情の中でも最も強いエネルギーである怒りをコントロールすることで「自分らしさ」を大切にする子育てができるようになります。
自分を大切にする、怒りのコントロールをぜひ学んでいきましょう。
瞬間的な怒りの対処法
怒りの感情が沸き上がってから、理性で抑えるまでに6秒のタイムラグがあります。瞬間的な怒りがこみ上げたときにこの6秒間を対処すれば、落ち着きを取り戻せます。反射的に怒りに反応しないよう、次の対処法を身につけましょう。
- 3秒吸って、3秒吐く
- 思考停止させて別の場所へ行く
- 「大丈夫、大丈夫」とつぶやく
読んでいる今、上記の3つのうち、次に瞬間的な怒りがこみ上げたらどの行動をするのか決めてみてください。決めることで変わる未来があります。
自分では気づけないが、瞬間的に爆発する怒りは、子供にとってトラウマになるほど怖いものです。親子で「自分らしさ」を大切にしていきたいのであれば、理由は一旦横に置いて、冷静さを取り戻した後で話し合いましょう。
長期的な怒りの対処法
そもそも怒りは、出来事に自分なりの意味づけをしたことで生まれます。自分なりの意味づけを変えていけば、長期的な怒りをコントロールすることも可能です。
怒りをコントロールするために、次の3つをやめることを意識しましょう。
- 「~~すべき」と言わない
- レッテルを貼らない
- 「YOU」メッセージで伝えない
これらを実践することで、親子お互いが「自分らしさ」を大切にできる関係性を築けるでしょう。長期的な怒りを手放す方法を知れば、親自身が過去の思い込みから解放されるだけでなく、子供にとっても自由で穏やかな心の成長に繋がっていきます。
「~~すべき」と言わない
「~~すべき」という言葉は、知らずうちに自分や周りを追い詰める力があります。親の「こうすべき」という思考は、子供にも伝染し、親子で怒りに振り回されることになりかねません。
こんな選択肢もあるんだよ
「~~すべき」という指示言葉を手放す代わりに、「こういうことをしたんだ」と子供の行動を認め、「次からこんな選択肢もある」と伝えてみましょう。「自分らしさ」を尊重するための大切なステップです。
レッテルを貼らない
「レッテルを貼る」とは、子供を決めつけてしまうことです。「いつもそう!」と言いたくなったら、子供にレッテルを貼ろうとしています。1つの特徴や1つの行動から判断するのではなく、親として子供の変化成長を見守る姿勢を持つと良いですね。
次はどうしたらうまくいく?
子供に「次はどうする?」と問いかければ、子供も失敗から学ぶことを心掛けます。真の自己肯定感が身につくチャンスでもあります。子供が同じ失敗をしても、親は何度でも問いかけましょう。子供を信じる姿勢が「自分らしさ」を育てていくでしょう。
「YOUメッセージ」で伝えない
怒りを感じたときに使うYOUメッセージは、子供を非難しがちです。「あなたが悪い」「あなたのせいで」という直接的な怒りの言葉を使わなくとも、「(あなたは)どうしてしないの?」「(あなたは)約束を守りなさい」など、YOUメッセージは子供の心を閉ざしてしまいます。
代わりに使いたいのは、「Iメッセージ」です。「私はこう思う」と主語を私に代わるだけで、子供に非難を浴びせずに、自分の感情を伝えられます。怒りも1つの大切な感情。自分の感情を受け止めることが「自分らしさ」に繋がります。
ママは、あなたが動画ばかり見て心配しているの。
自分らしさを取り戻すためには?
怒り自体を否定するのではなく、怒りは自然な感情として認めることが「自分らしさ」を取り戻す第一歩となります。
怒りは二次感情です。怒りを感じたときに、自分自身に問いかけてみましょう。怒りを深掘りしてみると、「分かってもらえなくて悲しい」「その言葉に傷ついた」「その態度は自分を否定されたように感じる」など、隠された本音が見えてくるかもしれません。
怒る必要のある時に怒り、必要のないときには怒らない。コントロールできる自分でいたいな
親子で自分らしさを取り戻す!
怒りで我を失うのではなく、怒りをコントロールして自分らしさを取り戻しましょう。そのために、次の怒りの対処法を提案しました。
- 3秒吸って、3秒吐く
- 思考停止させて別の場所へ行く
- 「大丈夫、大丈夫」とつぶやく
自分らしさって、素直な気持ちを表現することじゃないかな。怒りの感情をコントロールできたら、より素直に「自分らしさ」を表現できるようになるよ~✨
今回『あなたのまわりの怒っている人図鑑 事例に学ぶアンガーマネジメント』を一部参考にしました。
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