「小学一年生の学校行きたくない原因は?」
「学校行きたくないと言われたら、どうすればいい?」
まさか息子がそんなこと言うなんて……と対応に戸惑っていませんか?
この記事では、小学一年生が学校行きたくない原因と対処法をお伝えします。10年以上教鞭を振るい、子ども達を見守ってきた教師からのアドバイスもあります。
実際に子どもが「学校行きたくない」と言った際にどのような対応を取ったのか、インタビューも行いました。対応策に正解はないものの、たくさんの納得のいくヒントを得られるでしょう。
ぜひお読みください。
小学一年生が学校行きたくない5つの原因
こちらは、小学一年生が学校行きたくない5つの原因です。
- 進学による環境の変化についていけない
- 勉強がつまらない
- クラスに馴染めない
- 母と離れることが不安
- 家庭環境が悪い
小学一年生本人に学校行きたくない原因を聞いても、答えられないかもしれません。なぜなら、気持ちを言語化する能力がまだまだ備わっていないからです。
親としては、どうして学校行きたくないのか知りたいところですが、まずは不安な気持ちを受け止めてあげましょう。
1つ知っておきたいことが、いじめの低年齢化です。
引用:文部科学省/令和4年「いじめの状況及び文部科学省の取組について」
友達はからかっているだけのつもりでも、言われた方は、人知れず傷ついています。新しい人間関係が構築されようとする時期に、いじめの芽は早めに対処しておく必要があります。
とはいえ、うまく状況を説明できなかったり、どうしても主観的に話してしまったりする小学一年生の子どもだけの話では、信ぴょう性がありません。
大げさに言ってるだけ?
気になる場合は、担任の先生や周りの大人、高学年の小学生などからも状況を確認し、深刻になる前に対処しましょう。
学校行きたくない|教師目線からの助言
不登校になっていく子供をたくさん見てきました。
さまざまな対策を取る中で分かってきたことがあります。
「一度休むとクセになる」そう言ったのは、10年以上小中学校の教師を務めてきた私の夫。(保護者や生徒には言わない本音を語ってくれます)
学校に行く行かないは本人の自主性を尊重しているが、1度学校を休んだ生徒は、学校を休むハードルが低くなり、次第に休む回数が増えていき、そのうち来なくなる傾向が高いという。
小学一年生の子供が「学校行きたくない」と言った場合は、子供や先生から状況を確認した上で、最初は少し強引にでも行かせた方がよい場合もあります。その場合、担任の先生としっかり連携を取ることが大切です。
うちの息子は入学して3日目で行き渋りが始まりましたが、
1年後の今は、嫌がることなく登校できています。
「学校行きたくない」を乗り越えた経験談
ここで2つの経験談を紹介します。実際にインタビューしてきました!「学校行きたくない」と子どもが言い出したとき、どのように対応すればいいのか分からないときに参考にしてみてください。
もちろん正解はありません。行きたくない事情も子どもの性格も違うため、あなたが今、最善だと思う方法のヒントをここから掴んでくださいね。
経験談①先生と連携したら登校できた!
小学校入学して3日目で「学校行きたくない」と言い出したKくん。親としては約半年間、裏で次のような子どものサポートをしていました。
- 連絡帳で家の様子を共有する
- 週1の電話で学校の様子を担任から共有してもらう
- 週1回の通級指導教室の先生とも連携を取る
- 「悩みがあれば先生に言えば大丈夫」と背中を押す
- 母親は主に共感し、父親は説得するという役割分担をした
- 長期休みが終わる前に学校で担任と面談
まず気持ちを受け止めてから、子どもと話しました
「辛いことがあっても乗り越えてほしい」そんな想いで、先生方と裏で連携を取りつつ、最初の頃は少々強引にでも学校に行かせました。学校での様子は特に変わった様子もなく、普通に過ごしていたという。
運動会が始まる9月頃には、張り切って練習をしており、それからイベントがあるごとに、クラスみんなで頑張ったという経験が「学校に自分の居場所がある」と自覚したようでした。
2月の年度末、学校の不満を言うときもあれば、楽しそうに卒業生を送る歌を歌うときもあります。ただ、もう「学校行きたくない」と言うことはなくなりました。
息子が大きく成長した姿を見ることができた1年でした!
経験談②母子登校で1週間行けた!
「学校行きたくない」という小学一年生の息子と母子登校を決めたあやさん。
「親も一緒に学校に行くなんて……」と最初夫にも言われましたが、
2週間だけ母子登校をしてみました。
母子登校を始める前に、以下を先生と子どもで話し合って決めています。
- 自分でゴールを決める
- ゴールできたら、シールを貼る
- 1週間後に振り返る
実際に母子登校が始まると息子の行き渋りもあったそうですが、「シールを貼りたい」と奮起し、結果的には1週間連続で登校できました。
シールを貼って、自分ができたことを視覚的に理解できたことが自信に繋がったのでしょう。振り返りの欄には「気持ちよく行けました」と前向きな気持ちに変化しています。
やらされる目標は自主性が育たず、学校へ行く意味を自分で見いだすのは難しい。だからこそ、自分で「〇時間目に学校に行く!」と決めてできたのは、大きな成長です。
あやさんは、「学校が全てとは思ってなくて、 勉強よりもお友達と遊んだり交流したりする機会を持ってほしい、学校にも少しは足を向けてほしい」学校での経験は、家庭内だけでは経験できないことだと、熱い想いを語ってくれました。スモールステップを踏んで成長を見守りたいですね。
そんなあやさんが主宰するmother’s voiceの紹介です。たった4つの言葉だけで指差ししかできなかった子がママ大好き♡といえるようになる、言葉でママと子供の心を繋ぎます。
不登校専門個別指導ティントルの紹介です。
ティントルでは、生徒・親、両方のサポートを行い、完全マンツーマン指導でひとり一人に合わせた指導や対応が可能です。ガイドラインに則り、在宅学習を学校の出席扱いや学習評価にするサポートも。たとえ発達障害の特性を持っていたとしても、専門的な知識とさまざまな角度から、学習面と家庭のケアを行います。
小学一年生の「学校行きたくない」を乗り越えよう!
小学一年生の学校行きたくない原因はこちらの5つでした。
- 進学による環境の変化についていけない
- 勉強がつまらない
- クラスに馴染めない
- 母と離れることが不安
- 家庭環境が悪い
新しい環境に緊張して不安になったり、新しい人間関係に馴染めなかったりする悩みは大人も同じですね。しかし、家でしっかり心の充電をすれば、子どもにはきっと乗り越えていく力があると信じています。
子どもの潜在的な力を大人はもっと信じてやるべきかもしれません。そして成長した姿を一緒に喜びましょう~!
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母子登校で息子に寄り添って「学校行きたくない」を克服した佐野あやさん。
彼女が主催するmother’s voiceは、たった4つの言葉だけで指差ししかできなかった子がママ大好き♡といえるようになる、言葉でママと子供の心を繋ぎます。
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