だし昆布をそのまま食べる方法を教えます!
日本料理にかかせない昆布は、日頃からだしとしてだけでなく、煮物や佃煮などにして食べており、日本人なら馴染み深いものですよね。
おしゃぶり昆布のように、だし昆布をそのまま食べてみたところ、意外とイケることが分かりました。
当記事では、以下のことがわかります。
- だし昆布をそのまま食べる方法
- 昆布だしの取り方
- だし取り後に再利用するメリットと料理例
どの昆布が、そのまま食べるのに適しているのでしょうか?ぜひ一読を!
だし昆布をそのまま食べる方法
だし昆布は、以下の手順でそのまま食べられます。
- ホコリを取り払う(手ではたくor乾いた布で)
- 小さくカットする(日高昆布なら手でちぎれます)
- そのまま食べる
※だし昆布についている白い粉は、取り除かずに食べてくださいね。
白い粉=だし昆布のうまみ成分です。それらを口に含むことでおいしく感じられるのです。
だし昆布を口に入れると、最初にしっかり塩味と昆布の味がして、噛めば噛むほど磯の味を楽しめます♪
やわらかいものに慣れた現代人にとって、しっかり噛むことで頭が冴えてきて、満腹中枢も刺激されるため、おやつにぴったりです。
個人的には、そのまま食べるなら、日高昆布がおすすめ♪
日高昆布は、他のどの昆布よりも柔らかいよ♪
真昆布・利尻昆布・羅臼昆布など、三大だし昆布と言われている高級品もありますが、日高昆布なら日常でよく食べる煮物や佃煮など、どのような料理にも使える万能昆布なのです。
ちなみに、あまり大きい声で言えないのですが、業務スーパーなどで売られている中国産の昆布はあまり美味しくありません……。
一方で、おしゃぶり昆布など味付けされたおやつ昆布に慣れていると、だし昆布をそのまま食べた場合、以下のように感じるかもしれません。
- 固すぎ
- 食べにくい
やはり、だし昆布はそのまま食べるようにはできていません。
どうしても食べにくいと感じるなら、昆布をおやつ用に加工した「おしゃぶり昆布」がおすすめです。
昆布だしの作り方
乾燥椎茸と合わせるとより深みのあるだしに仕上がります♪
沸騰後も煮続けると、粘り成分が出て料理の風味が落ちてしまいます。
ただ、日高昆布で煮物を作るのなら話は別で、そのまま煮詰めて煮物の具材にしておいしく食べてもよいでしょう。
ただ、1番だしを作る方法って、時間がないときにはなかなかできません。もっと簡単に昆布だしを作りたいのなら、水出しで作った方がとっても便利。
1度だしを使った後でも、まだまだ活用できます。弱火で40分ほどぐつぐつ煮て二番だしとして使うか、佃煮などに変化させてもよいですね♪料理例は後ほど。
だし取り後も食べなきゃもったいない!
だし取りした後の昆布にも、栄養がたくさん含まれています。それらの栄養をカラダに取り入れると、3つの嬉しい変化があるでしょう。
メリット①病気を予防できる
だし昆布には食物繊維がごぼうの6倍含まれているといわれています。
つまり、豊富な食物繊維の働きや昆布特有の成分により、次のような5つの効果が期待できるのです。
- 腸内環境の改善
- 動脈硬化予防
- 糖尿病の軽減と予防
- 血圧を下げる
- がん予防
食物繊維をカラダに取り入れることで、腸内に悪玉菌を作りにくくさせ、便通も改善するでしょう。
昆布はカラダに入ると膨らみ、膨らんだ食物繊維が糖の吸収を阻害し、コレストロールの吸収を邪魔します。
結果的に、動脈硬化や糖尿病の予防へと繋がるわけなのです。
また、だし昆布には、昆布にしか含まれない特有の成分(アルギン酸・ラミニン)が、食塩の吸収を防ぎ、血圧を下げる働きをします。
とはいえ、昆布ってそのまま口にするとしょっぱいですよね。あれは、食塩と同じように、しょっぱいカリウムがいっぱい含まれているからです。カリウムも血圧を下げる働きをしてくれますよ。
また、普段の食生活で肉食が多い方に朗報です。
肉食は、カラダが酸性に傾きます。酸性のカラダはがんになりやすいと言われていますが、昆布を食べると、カラダを弱アルカリ性に保ってくれるでしょう。
メリット②美しい髪となる
艶やかな髪となるために必要な栄養素はカルシウムです。カルシウムを効率的に吸収するためには、ミネラルがバランスよく入っていなければなりません。
だし昆布には、ちょうどバランスよくミネラルが含まれているため、美髪のために食べるとよいでしょう。
他にも、だし昆布は、ヨウ素というミネラルが新陳代謝を促し、髪を艶やかにしてくれますよ♪
メリット③ダイエットをサポートする
だし昆布は、次のようにダイエットをサポートします。
- 満腹中枢を満たす
- 食べ過ぎを防ぐ
- 便通が良くなる
だし昆布は、水分を含むと胃の中で100倍にも膨らむといわれています。それだけ胃の中で大きくなったら、もう食べられませんね。
そのまま食べるにしても、煮て食べるにしても、昆布は比較的よく嚙まなければのみこめません。噛む回数が多いほど、満腹中枢を満たしていきます。
空腹に耐えられないときは、「だし昆布」と覚えておきましょう(笑)
だし昆布を再利用した料理例
だし昆布を、1度だけ使って捨てるのではもったいない!細長く切って、次のような料理にしてみませんか?
乾燥時とは違い、一度使っただし昆布は、腐りやすいため、すぐに使わないときはラップやタッパーに入れて冷蔵庫に保管しましょう。
おおよそ冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月保存がききます。
だし昆布の食べすぎ注意
だし昆布は塩気がたまらなく、そのままでもつい食べすぎてしまいますが、次のことに注意しましょう。
先述したように、ヨウ素は髪の毛を艶やかにするメリットもあり、甲状腺ホルモンを作るための大切なミネラルなのですが、取りすぎは良くありません。
特に妊婦さんは、だし昆布の食べ過ぎて、お腹の赤ちゃんが甲状腺機能障害となる可能性があります。
生まれた後、離乳食の中期から海藻類が食べられます♪だけど昆布は固いから、しっかり噛めるこようになってから食べさせる方がよいでしょう。
1日の適切な塩分量は、男性9g・女性7.5gです。だし昆布100gに塩分が約8g含まれており、100gを食べれば1日の塩分量を超過してしまいます。
ところが、1度にだし昆布100gを食べることはおそらく不可能であるため、そこまで気にする必要はありません。1日に食べる頻度・1週間に食べる頻度が高めなら、デメリットを意識して控えましょう。
だし昆布をそのまま食べるとあごを鍛えられる!
だし昆布をそのまま食べる方法をお伝えしてきました。
- ホコリを取り払う(手ではたくor乾いた布で)
- 小さくカットする(日高昆布なら手でちぎれます)
- そのまま食べる
だし昆布を食べることにより空腹が満たされるため、私は小腹がすいたときによく食べています♪食物繊維が豊富であるため、病気予防だけでなく、美容にも良いですよね♪自然のおやつに、ぜひだし昆布をそのまま食べてみてください。
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