共働きなのに「この家事分担はおかしい!」と感じていませんか?
この現状を打破したいあなたに、この記事では以下のことがわかります。
- 家事しない夫の言い分
- 家事分担の例
- ケンカせず家事分担を継続させるコツ
ケンカせずに夫婦の協力体制を作るコツをまとめました。話し合いには準備が大切です。家事の種類を一覧にした無料ダウンロード先などをを有効に使いつつ、夫の家事参加を促しましょう!
共働きで家事しない夫の言い分トップ3
夫婦に「次の家事を行うのはどちらですか?」と聞いた調査結果がこちらです。
この令和時代においても、まだまだ男性の家事参加率が低いことがわかります。
親戚付き合いや育児の分担はできているようですが、食材の把握や献立、ゴミ出しなど、家事分担が平等とは言えない状況です。
では、家事しない夫の言い分を聞いてみましょう。
「家事をする時間がない」
仕事が忙しくて「家事をする気力がない」または、遅くまで仕事をしており、「そもそも家事をする時間がない」というのが夫の言い分です。
共働きですから、夫にもしっかり稼いでもらい生活を支えてもらわなければなりません。妻の方が早く帰れるのなら、必然的に家事を引き受けることになるでしょう。
では、休日は?
夫と同じように働いているのだから、休日に休みたいのは妻だって同じです。
私がやらなきゃ、家がぐちゃぐちゃ……
にもかかわらず、昼間でダラダラ寝ていたり、ゲームばかりして「疲れてるんだよ」なんて言われた日には殺意が湧きますね(笑)「家事をしなくない」という本音が隠れているのは明らかです。
家事分担の話し合いをする必要があるでしょう。次の章でお伝えします。
「やり方がわからない」
「家事のやり方がわからない」という男性の中には、本当に家事の経験がない場合と、「妻の家事のやり方」がわからない場合があります。
実家暮らしが長く、家事のすべてを親が引き受けていたのなら、ゼロから教える必要があります。ある意味仕方ないことですね……。
夫を育てる覚悟が必要だわ
家事を経験してはじめて、家事の苦労を知ります。子どもを育てるように、家事が初めての男性のやる気を促し、褒め、長い目で見ましょう。
その一方で、妻側の原因で「家事をしたくない」と思わせている可能性があります。
「自分が教えた通りにしてほしい」など自分の家事にこだわりがあるなら、基本的に自分がやるべきですね。
まかせるなら、基本的なアドバイスにとどめて、あとは夫のやり方にまかせることが家事分担の秘訣です。
「俺の方が労働時間も収入も多いじゃん」
家事しない夫は、今どき「家事は妻がやるもの」という考えは時代遅れだと知っているけれど、自分の家のやり方は「妻は家事、夫は仕事」で分業しており、うまくやっていると思っています。
1番やっかいなやつ
自分に都合のよい論理的な言い分であなたを言いくるめてくるでしょう。
もう夫の考えを変えるのを諦めているのなら、次の家事サービスを取り入れることを考えた方が賢明です。
具体的なおすすめサービスは下記にまとめてあるので、よかったら参考にしてみてください。
家事分担を決める前にすること
家事分担を決める前に、きちんと気持ちを伝え合いましょう。
いざ家事分担を決める際に、どのような家事があるのかを書き出しておくとスムーズに話を進められます。
「どうして私だけ」「俺だって頑張ってる」というようなお互いに非難し合うのは避けたいところですね。
①話し合う内容を決めておく
話し合う目的を明確にし、話やすい雰囲気づくりが大切です。一般的に男性は建設的な話し合いを好む傾向があります。段階を踏んで少しずつ気持ちを共有していきましょう。
私の言い分だけじゃなく、夫の言い分を聞くように心掛けなきゃ!
具体的な話し合う内容は、以下の順で話してみてはいかがでしょうか。
話しやすい雰囲気を作り出すために、「この前〇〇してくれたの、すごく助かったよ」と、夫を最初に褒めるとうまくいきやすくなります。褒め言葉なら夫も聞く耳を持って返事をしてくれるでしょう。
もし、いつも話し合いの最中でケンカになってしまうのであれば、話し合う前に以下の心構えをしてください。話し合いにもうまくいくコツがあるのです。
大きな変化は心の負担になるため、小さく前進すればよいと思って話し合いを進めるとよいですね。
お互い譲歩は必要ですが、一方的な譲歩は後々不満が溜まっていきます。「風呂掃除ができないなら、週2のゴミ出ししてくれる?」など、代替え案でお互い納得できる形で進めていきましょう。
②家事の種類をざっくり洗い出す
家事の種類をざっくり洗い出してみます。家事を「見える化」すると、いざ行動に移す時に動きやすくなります。
家事をしない夫に少しでも罪悪感を植えつける心理的作戦よ(笑)
家事の頻度やかかる時間を具体的に書けば、普段妻がどのくらい家事を負担しているのか、夫が知ることで心理的作用も働き、より話し合いに役立つでしょう。
具体的に、家事は以下の8種類に分けられます。
家事分担を書いたメモを見ながら話し合いを進めると、スムーズに話がまとまっていくでしょう。
その際に使えるメモが男女共同参画が作成した夫婦が本音で話せる魔法のシート〇〇家作戦会議です。家事のシェアを考えるのに役立ちます。
家事分担の決め方の例
共働き家庭ならではの家事分担の決め方は、以下の2通りあります。
- 得意・不得意で分担
- できる時間で分担
家事分担は見直しする前提で、サクッと簡単に決めてしまいましょう。
得意不得意で分担を決めるなら、こだわりの家事がある方を担当します。自分なりの細かいルールがあるなら、自分が担当した方が不満なく、満足度が高いでしょう。
健康に気を遣った料理を出したいから、私は料理担当がいいな!
夫もたまに料理したいみたいだから、週末お願いしようかな♪
そして、夫にこだわりがないのなら、相手のやり方でまかせられる家事を担当してもらう方が無難です。お互いに不得意な家事なら、交代制か家事代行サービスの利用をおすすめします。
できる時間で分担するなら、1週間単位で公平に分けるやり方もありです。平日は妻、休日は夫の負担を多くするなど、就業時間を考慮しつつ、お互いが納得できる形で折り合いをつけましょう。
共働き家庭は、どうしても家事にさける時間が限られています。今は外部サービスも充実しているため、うまく付き合っていくことが大切です。
家事分担でケンカを避けるには
家事の種類を洗い出したことで、ある程度「家事の見える化」に成功しても、家事分担がうまくいかないことは多いにあり得ることです。うまくいかない原因は、それぞれの仕事の状況や就業時間が定まっていなかったり、家事に対するスキルやこだわりの違いだったりします。
家事分担で夫婦のケンカを避けるために、以下の2つを提案します。
- やらない家事を決める
- 何度でもルールを作り直す
「感謝を伝える」ことが大前提として、ケンカせずにやっていきましょう。
やらない家事を決める
忙しい平日はやらない家事を決めておくと、やるべき家事をしっかりこなせます。家事の頻度を減らすだけでも心理的負担が軽くなるでしょう。
たとえば、以下の「しない」家事があります。
また、体調不良や仕事の都合でどうしてもできない場合も今後出てくるでしょう。イレギュラーな状況となっても、家事の担当にこだわらずに、あらかじめ交代すると決めておくとケンカを避けられます。
ポイントは、家事を代わりに負担するのではなく、「交代する」ということ。
臨機応変に交代し、代わってもらったら感謝の気持ちを忘れずに、自らできる日に相手の担当家事を率先してやることとしましょう。
このように「やらない家事」を決めておくと、心理的負担が減り、ケンカを避けることが可能です。
何度でもルールを作り直す
家事分担や家事分担に関するルールは何度でも作り直すものだと思いましょう。一度家事分担を決めたとしても、実際にやってみないと細かい調整ができません。
働き方の変化や子供の成長とともにライフスタイルが変わっていくと、家事を負担できる時間も変化します。一時的にでも家事の負担を減らすことを考え、外部の家事サービスなどうまく活用する方がうまくいくことがあります。
子供が赤ちゃんのときだけ「食材宅配サービス」を使おうと思ってたのに、気づいたらもう6年も使ってるわ
家事の負担か、お金の負担か。両方を天秤にかけて考えなければなりません。
家庭の環境の変化に対応するためには、お互いの事情を知り、気持ちを分かち合う時間が必要です。夫婦のコミュニケーションを大切にし、臨機応援に家事のルールを作っていきましょう。
家事分担を継続させるために使える家事共有ツール
「家事の見える化」に役立つツールを紹介します。2人がやるべき家事を共有することでうまくいきます。共働き家庭ならなおさら、上手にツールを利用することが継続のコツですよ。
アプリ「Yieto イエト」
カラフルなデザインで家事分担を可視化するアプリ「Yieto」
家事分担を相談するときにアプリをインストールしてみると、夫婦がそれぞれどのくらい負担しているのか、視覚的に分かりやすく分かります。
家事分担の選択肢が夫婦だけでなく、祖父母や子ども、家事代行などもあるため、「子供の家事参加」を考えているのなら、なにができるのかを考えるきっかけにもなりそうです。
家事の種類が細かく分類されているため、しっかりと家事について向き合え、家事の見直しにもぴったりなアプリです。
ちなみに我が家の家事分担表はこのようになりました。
仕事を抑えている今は、妻である私の家事負担が多いのが現状ですね。将来的にはフルタイムで仕事をしたいので、家事負担の割合を減らすつもりです。
それにしても、現状で夫にもう少しやれる家事があることに気づくことができました。黄色・黄緑色は子どもたちです。子どもの家事参加も少しずつ増やして自立させなきゃという意識も芽生えました。
無料ダウンロード
地方の自治体で無料ダウンロードできるものです。これらを印刷し、冷蔵庫などに張り付けておけば、家事の共有が可能です。
- 「家事・育児シェア」見える化シート(乳幼児を持つ夫婦用)(福井市作成PDF)
- 「家事・育児シェア」見える化シート(小学生以上の子がいる家族用)(福井市作成PDF)
- 難易度別 家事・育児分担表(新潟市作成PDF)
スマホでの管理が苦手なら、ぜひ紙で見える化して活用してみてくださいね。
共働きで家事分担がおかしいと感じたら、話し合いをしよう!
「共働きなのに家事分担の仕方がおかしい!」そう考えている隣で、夫は「家事をする時間がない」「やり方がわからない」「俺の方が労働時間も収入も多いじゃん」などと、家事をしない言い訳を考えているかもしれません。
現状を打破するために、家事分担の話し合いをうまくいくための記事をまとめました。
話し合いが成功するにはコツがあります。夫を褒めてから話し合いを始め、予め準備しておいた家事分担表を見ながら建設的な話し合いを心掛けてください。
あなたの家事負担が納得いくものになることを祈っています。
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