親に甘えられなかった人がいざ自分の子育てをすると、ある落とし穴にはまりやすいので注意!
こんな想いを抱いていませんか?
「子供をのびのび育てたい」「子供の泣き顔を見たくない」親なら誰もが自然に我が子を大切に想う感情ですが、行き過ぎると子育てが辛くなってしまいます。
たとえば、甘やかす子育ては、親の意見を全く言わない子育てと言い換えられます。親であるあなたがあなたらしく子育てできるにはどうすればいいのか、ぜひお読みください。
親に甘えられなかった人が抱く子供への想い
親に甘えられなかった人が子どもを持つと、このような想いを抱くでしょう。
- (自分とは違って)子供をのびのび育てたい!
- (自分と同じ想いをさせないように)子供から不安を取り除きたい!
幼少期のあなたは、親が甘えさせてくれなかった、親の仕事が忙しかった、片親だった、などさまざまな理由から親に甘えられず、大なり小なり辛い想いをしてきたことでしょう。
心の中はずっと寂しかったんだ
そのため、あなたが親になり自分の子供に抱く想いは、「自分と違う環境で、辛い想いをさせずに育てたい」こう想っているはずです。
しかし、気をつけてください。その想いで子育てをしていると思わぬ落とし穴があることを。
落とし穴①のびのび育てたくて甘やかす
「子供をのびのび育てたい!」現代でそう願う親は多い。筆者の私もそうでした。
ただ、のびのび育てたい気持ちから子供を甘やかすと、子供の欲求と理想はどんどん膨れ上がり、親は子供の欲求を叶えないと手に負えない状態になってしまいます。親は「やるべきことはやってほしい」と思っていても、子供は「やりたいことしかやりたくない」のです。
子供のやりたいは、すべて叶えてあげたいと思ってた…
甘やかす子育てはどのような子育てなのか、一例を見てみましょう。
- 「これくらいなら…」と物理的欲求をほとんど叶える
- ゲーム・寝る時間などの家庭内ルールがなく自由にさせている
- 夏休みの宿題を親が代わりにやる
- 子供同士のトラブルに親が介入して解決、子供に関わらせない
- 客観的な評価はせずに、常に褒める
- 家事を一切させない
甘やかす子育ては、言い換えると、親が自分の意見を言わない子育てです。あなたが「本当はこうしてほしい」という気持ちは、子供に一切伝わっていません。言葉にしないと、まだ幼い子供に気持ちを察する能力はなく伝わらないのです。
もしかすると子供に対して「良い子症候群」になっていませんか?自分の気持ちを言語化して、少しずつ言葉に出していきましょう。
のびのび育てたいのなら、子供の物理的欲求を叶えたり欲求にすべて応えたりして甘やかすのではなく、子供の気持ちに共感しましょう。それだけでのびのび育っていきます。
落とし穴②同じ想いをさせたくない
「自分と同じ想いをさせたくない」自分の幼少期が辛いものであったほど、子供にそう願うのはごく自然なことです。ただ、その子供に対する愛情が行き過ぎる欲求や期待にならないように気をつけましょう。
「あなたのためなのよ」このセリフが言いたくなったら注意!
「あなたのためなのよ」と子供に言いたくなるときの一例を見てみましょう。
- 「ちゃんと勉強しなさい」
- 「体に悪いものばかり食べないの」
- 「その悪い友達とは付き合わない方がいいよ」
自分の考えを言いすぎても、子供にプレッシャーを与えかねません。ひろゆきも著書『僕が親ならこう育てるね』で言っていました。
子どもに幸せになってほしいと願うならば、お金を稼ぐために「勉強しなさい」と言うよりも、「いい人間関係を大切しなさい」と教えた方がいいということですね。
引用:ひろゆき『僕が親ならこう育てるね』
「あなたのためなのよ」と言いたくなる子育ては、言い換えると、あなたの気持ちや価値観を子供に押しつけている子育てです。あなたが「こうしてほしい」と思い描く理想と同じように子供が動かないと満たされないのかもしれませんね。
そのようなときは、自分自身の過去と向き合い、「幼い頃の自分は、本当はこうしたかったのにできなかった」という痛みとまず向き合いましょう。あなた自身の痛みを受け入れれば、自然と子供の想いも受け入れられます。
あなたらしい親になればいい
親に甘えられなかった人が抱く子供への想い、そしてその想いからくる子育て2大落とし穴を紹介しました。2大落とし穴とは、自分の意見を言わない子育てと押しつける子育てでした。
- (自分とは違って)子供をのびのび育てたい!
- (自分と同じ想いをさせないように)子供から不安を取り除きたい!
自分の意見を言わな過ぎても良くないし、言いすぎても良くない。子育てはバランスが大切。
一方、自分自身のもやもやした気持ちを吐き出さないとストレスが溜まってしまいます。過去を編集し、明るい未来を子供と一緒に築いていきましょう。
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